たまには真面目なお話。。。

「リフォームしたい時に、どうやって業者を選ぶのか?」
という質問なのですが最近になり特に多く聞かれる質問です。

ネットの影響だったり、スマホの普及などで色んな事が簡単に検索できるようになったことによる影響があるようで選択肢が多岐に渡ってしまい業者を選ぶことがかえって難しくなったようです。

「リフォームを考えた時にどうやって業者を選ぶ?」

一般的にこんな疑問をお持ちの方が多いようです。

こうして業者側からの話を聞く機会はなかなかないと思いますし、少しでも知っていただき「より良い業者選び」をする為のヒントにしていただけたらと思います。

まず、これだけのネット社会ですが、リフォームを考えた時の情報源はどういったところからなのでしょうか?

リフォームをしたことある人へのアンケート結果よると、

「友人、知人、親戚からの口コミ」30%
「メーカー、工務店のHP」25%
「展示場、ショールーム」20%
「チラシ」20%
「専門誌」10%

を「情報源」にしたそうです。

リフォームの情報としては身近で信頼性が高かったり、実際に見たりできる所から情報を集めているようですね。

そして、情報を元に相談するのは「地元の会社」「リフォーム専門」「職人さん」「ハウスメーカー」へという人が多いそうで、特に自身の住い近くの会社(又は職人)かスグに見つけられる(聞いたことがある)会社へ相談に行くというのが一般的な形のようです。

さて、ここで疑問点です。
リフォーム(塗り替え)の際に重要な点ってどんな点なんでしょうか。

リフォーム(塗り替え)は数年から十数年(塗装なら10年前後が目安)に一度の工事ですから「失敗はしたくない」「後悔はしたくない」「損はしたくない」のが当然ですし皆さん強く思う事です。

安い買い物ではないですから。。。

そこで、リフォームを経験した人へのアンケート結果というのを調べてみました。
そのアンケートでは、「重視した点」「重視しなきゃいけないと感じた点」と言う項目がありました。それが下記となります。


「価格の透明性・明朗さ」「技術力の高さ、職人の腕」「アフターメンテナンス」「実績、施工事例」「説明の判りやすさ、丁寧さ」「気軽に相談できる」「工事現場の雰囲気」
というのが重要だと感じた点になるようです。

結果、ざっくり言うと、
「どんな会社なのか?」「安心できるのか?」「いつまでも親身になってくれるか?」
がポイントとなるのかもしれません。

想像してみてください。

「外壁や屋根の塗装をやろう!」
「リフォームしたいから聞いてみよう!」

と思ったときに相談するのは・・・

(A)ハウスメーカーのリフォーム部や系列のリフォーム会社
  (新築時にお家を建てた会社)
(B)CMなどで耳にする名前の大手会社
(C)チラシや訪問販売のリフォーム専門会社
(D)地域密着のペンキ屋さん
(E)ホームページなどで探したペンキ屋さん

などに絞れてくると思います。

「さてこの中からどこへ頼もうか(聞いてみようか)?」
でもここで頭に浮かぶのは。。。

・質問してみたら断ってもしつこく営業電話が掛かってくるのでは?
・価格が適正かどうかが判断できない。
・しっかりとお願いしたことをやってくれるのか?
・工事が終わった後に何かあった時の対応は?
・作業してくれる人(職人)ってどんな人?

など疑問がとめどもなくあふれてくるものですよね。

情報が乏しい状況では一か八かの選択になるかもしれません。。。
50万以上、規模によっては150万以上の「買い物(塗り替え)」を
一か八かで選択するのはありえないですよね。

では、

(A)家を建てた会社(その系列会社)に頼む場合。
「建てる」や「直す」のは専門ですが「リフォーム(塗装)」は?
リフォーム(塗装)の専門、施工は「ペンキ屋」さんの仕事なので、家を建てた会社のリフォーム部に頼もうが工務店さんに頼もうが結局は下請けの(地域の会社)ペンキ屋さんが施工します。

(B)CMなどでよく耳にする全国展開などの大手会社に頼む場合。
上の(A)と同じで自社で施工することはほぼないです。自社で施工できる社員は所属していません。あったとしても協力会社という形で施工は専門業者が行います。
当然ですが施工代金にプラス「広告費・営業経費」がかかっています。
(単価が高い、管理費がかかるなどのプラス経費があります)

(C)チラシ・訪問販売の業者に頼む場合。
ま、(A)(B)に共通してペンキ屋さんへ丸投げ。ひどいパターンは、訪問業者の場合です。
数年前には問題になっていたこともありますが、
「リフォーム詐欺」
少なくなったのですが、東日本大震災をきっかけにまた詐欺まがいの訪問業者が増えているようです。たいていの場合、
「お宅の屋根(見えにくい場所)がこのままでは落ちますよ」
なんて、脅かしの文句から入ってきます。

3年ほど前に外壁塗装した私の自宅にも来たくらいですから(笑)

いろいろと上げましたが、
結局のところ「信頼性」というのが大事になってくるのではないかと思います。

塗装工事だけでなく建築関連の工事では「安い=良い」というのは、なかなか成立しません。
「安い」ということは「何か理由がある」と言うことです。

もちろん、下請けへ丸投げする業者の見積とホンダ塗装のような町のペンキ屋さんの見積を比べたらもしかしたら3分の1くらいの価格が出るかも知れません。

事実、ハウスメーカーの塗替え見積りの半分以下で出来る場合もありました。
(もちろん工事内容は一緒です)

少し面倒に感じるかもしれませんが、じっくりと時間を掛けて業者や担当者や職人さんとコミュニケーションを取りながら契約前に信頼関係を築くことが大事です。

そして、地元の業者でも知り合いでもなんでも数社(3社くらい)の見積りを取って細かく精査した上で依頼する事です。

「話を早く切り上げようとする」
「見積りを嫌がる(嫌がる雰囲気)」
「相見積りを嫌がる」
「見積りで費用を請求する」
「電話の応対が悪い」
「見積後、工事を急かせる」

なんて業者は絶対NGです。


まだまだ、ポイントがたくさんありますので、徐々に書いていきたいと思います。